2015年2月27日(金) 163/365
<心の大きさ、広さ>
鍵山秀三郎氏著、「掃除道」より その14
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どうやって心の「大きさ・広さ」を判断するか。一つの基準として、自分のことしか考えられない人。こういう人が心が小さく狭い人だということができると思います。
せいぜい考えても、自分の家族のことぐらい。自分さえよければいいというようなことばかりを考え、そういう行動をとっている人の心は、狭くて小さくて浅いんですね。
一方、心が大きく広い人というのは、自分のことも大事、家族のことも大事、会社全体のことも大事、同僚のことも大事、日本の社会が大事、地球に住んでいるすべての人が大事というように、自分と同じように周囲のことを思いやることができる人のことです。
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誰しも自分が正しいと思っている。いや、正しいと思い込んで発言する時がある。
結構、正義を振りかざして主張しているが、自分の事を棚に上げている場合もある。
自分の発言、行動を見て、それが自分のためだけか、人の役に立つことなのか。
自分の言っている言葉、自分のやっている行動を客観的に見ることができるかが重要である。それを松下幸之助氏は「自己鑑賞」という。
自分をみることは難しい。どうしても自分に甘くなる。
経営者は、誰も注意してくれない。であるからこそ、自己鑑賞ができなければ誤った道に進んでしまう。大いなる責任を自覚しなければならない。
何のためにやるのか。心を大きく、広く考え行動していこう。