2015年2月20日(金) 156/365
<気づく人になれる>
鍵山秀三郎氏著、「掃除道」より その7
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世の中で成果を上げる人とそうでない人の差は、無駄があるか、ないか。
無駄をなくすためには、気づく人になることが大切。気づく人になることによって、無駄がなくなる。
その「気づき」をもっとも引き出してくれるのがトイレ掃除です。
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一年間、いい加減にトイレ掃除をやることは、極めて苦痛となる。苦痛となれば、面白くなくなり、会社に来るのも嫌になる。だから、大方の人は、まずはやってみようという気になってくる。
毎日、便器と向き合い汚れた場所がキレイになってくる。そして、見えない汚れた場所が見えるようになってくるのです。
トイレ掃除とは、「気づき」の場。
掃除に手を抜く人は、仕事にも手を抜きます。
掃除をつまらないと思う気持ちが全てをダメにしていきます。
掃除をつまらなく思わず一生懸命にやる人は、どんな仕事にも一生懸命にやります。
見えない汚れた場所がどんどん気づくようになります。
そして、行動力がつき、気づく人になれると考えています。
人は、そんな人が大好きです。
それは、物も人も同じと思うのです。
人の気持ちが分かるようになり、気遣い、気配りができるようになると思うのです。
掃除とは、人間力向上の場と考えたい。
現場のトイレは、大変です。
夏場は強烈に暑い、冬は氷のように冷たい水。それを超えて1年間続けることは、大変なことです。結果として、人間として大きく成長していきます。