2015年2月15日(日) 151/365
<恩恵のお返し>
鍵山秀三郎氏著、「掃除道」より その3 (P45)
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会社は、その地に社屋を構えた時から、大なり小なり周囲の住民に迷惑をかけるものです。
そのことに対して「少しぐらい車が渋滞しようが、騒音をだそうが、仕事が仕事なのだからしようがないじゃないか」
というような独善的な考え方をしたことはありません。
会社を経営するうえにおいて、迷惑を避けることができないのであれば、他の何かでお返しできないものか
ということをいつも考えるようにしてきました。
そういう考え方が根底にあって始めたのが、近隣外周りの道路清掃です。
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この一節を読んで、私の考えが間違っていなかったと自信を持てました。
常々、社員さんに伝えています。
私達は、お客様からお仕事を頂いています。お客様のお客様は、一般の人になります。つまり、近隣の皆様から大きな恩恵を受けていることになりますよね。且つ、運送会社はトラックの騒音、排ガスを出して商売をさせてもらっています。
そして、生活の糧であるお給料を頂いているわけです。
そんな大きな恩恵と同じ量はお返しできないけれど、少しでも返そうよ。
年4回のクリーンキャンペーンと題して地域清掃をさせてもらっています。7年前から始めました。私達は、もらってばかりの人生なんだよ。与えることをしていないよね。
世の中は循環になっているんだ。相手に笑顔で接すれば、相手も笑顔で返す。
こぶしを上げれば、相手もこぶしを上げる。悪いことをすれば、悪い結果になる。などなど回っている。循環している。考えれば至極当たり前の法則なのです。
与えれば、もらえる。お金を与えることは難しいので、時間を与えよう。
時間は誰しも平等に与えられている。
1回に2時間、その時間を与えることができない人に本当の幸せ感を得られることはないよ。
そんな事を社員さんに伝えています。
1回のクリーンキャンペーンで40名ほどですが、一人づつ理解者を増やしていきたいと思っています。
まだまだ目指す所は遠いですが、焦らず一歩一歩進んでいきたいと思っています。