2015年2月11日(水) 147/365
<掃除の質と仕事の質>
10年位前になるだろうか。
倉庫のトラブルが多発し困惑していた時、あることに気づいた。
倉庫内の汚さである。
その時に全員で掃除を始めた。不思議とトラブルが無くなる。
掃除は何か別な力が働いている気がした。
鍵山秀三郎氏著、「掃除道」より その1
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掃除はヒマになったらするもの、
掃除は重要な仕事をしていない人のすること、
掃除をするような人は「無能な人」という印象が強かったと思います。
掃除に取り組み続けたことで、もっとも顕著な変化があったのは、社風がよくなったことです。
掃除は普通共同作業で行います。
共同作業には連帯感と協調性を高める効果があります。
社内の人間関係が見違えるようによくなりました。
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10年前を振り返れば、いつも一緒に作業をしているようで、人間関係が築けていなかったかもしれない。
鍵山氏が仰るとおり共同作業によって、何気ない会話が生まれ、その場が良い空気感となりトラブルが無くなったと考えたい。
多くの会社に訪問する機会がある。事務所のドアを開けた瞬間、その会社の実情が見えてくる。
事務所とは、お客様をお迎えする最初の入口。その場所に気遣いも出来ない会社に、お客様第一はあり得ない。入口を気遣いできない会社に自分の周囲の気遣いができるわけがない。
結局、全てに於いて疎かになるのです。
仕事の質を上げるには、掃除の質を上げることであると考えています。
掃除とは、気づきのレベルを上げることと考えています。