2015年2月4日(水) 140/365
<相手の立場にたって考える習慣づけ>
皆さんおはようございます。
疋田文明氏の講演を聞いた。その9
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良い組織をつくるにはどうしたらいいのか。
相手の立場にたって考えられる人間をどこまで育てられるかである。
お客様の立場に立って考えるのは当然であるが、同じ会社の中で、営業は経理の立場にたって、経理は営業の立場にたって、営業は工場の立場にたって、工場は営業の立場にたって考える癖(くせ)をつけさせることである。
では、相手の立場に立って考える人間をどのように育てればいいのか。
教育の一環としてクロストレーニングがいい。
担当分野以外の仕事を意識的にさせることである。
これがチーム力を高めていくことになる。
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1人が一つの仕事を受け持つのではなく、1人で複数の異なる作業と受け持つ技能を身に付けた人ことを多能工と呼ぶ。
多能工の推進は、会社にとって極めて有効な手段であるが推進、維持にパワーがいる。そこで、トレーニングとして部を超えることは難しいが、同じ現場内での多能工化の推進はなくてはならない。「一人二役」こんなイメージだろう。
相手の仕事は楽に見えることは人間の心理であるが、いざ体験してみると相手の苦労が分かるものです。
その中で互いに助け合う気持ちが自然と培われるものではないでしょうか。
疋田文明氏の言う相手の立場にたって考える癖(くせ)を習慣づけるには、
体験させることが遠回りのようで一番の近道であるように思う。