2015年1月22日(木) 127/365
<相手を変えること>
皆さんおはようございます。
上司としては、部下に変わって欲しいと願い、褒めて、叱るが思うようにいかない。
かくいう私もその一人である。
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【大久保寛司著「こんな人と組織が生き残る」より】
はっきり申し上げて「適切な指示」は、ある程度、誰にでも出すことができます。
しかし、大切なのは「その指示を実行させられたかどうか」。ここが分岐点です。
どんなに正しいことを言っても、それを相手がやらなかったら、まったく何の意味もないのです。
では、どうしたらやってもらえるか?
「なぜ自分の指示が実行されないのだ?」と自分に指を向けるのです。
自分側から相手に視点を移すことです。相手の人を理解する。自分の考えを通すのではなく、
ともかく相手側から物事を見ることができると、事態は一変します。
人は、「相手を変えること」はできません。でも、「相手が変わること」は可能です。
「自分が変わること」もできます。
すなわち、「自分が変われば、相手が変わる」のです。
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夫婦、親子、友人、上司部下、お客様、全ての人間関係はこれに尽きるように思います。
誰しも人間関係のトラブルの原因は相手に矢を向けます。相手も自分に向けます。
これでは、解決しようがありません。
お互いに自分に原因があるのではないかという自責の心をもてば、自ずと理解しあえるものです。
相手がそうでなくても、自分自身は相手を受け入れることができます。
それが、己自身の器の大きさというものです。
相手を変えることはできません。しかし自分は変えることができると言った大久保氏の言葉には自分の未熟さが浮き彫りになってきました。
まずは、人にはいろいろな価値観、考え方が違うということを認識すべきだろう。
その上にたって常に謙虚でありたいと思います。