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忘れている心

2015年01月19日

2015年1月19日(月) 124/365 

 <忘れている心>

 

皆さんおはようございます。

 

黒田和尚の講演のつづきです。

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外国に旅行に行った時の話。

外国ではなんでもチップがいる。

ドア開けてもらってもチップ。なにかサービスを受けるとチップ。

そんな世界でチップだけで食べている人がいる。

 

そこで、凄く親切にして頂いた方がいるので「ありがとう」と言って、僅かばかりのチップを差し出す。

なぜか、相手は、「いらない」と言う。チップが足りないんだと思って、またチップを差し出すと、「いらない」という。和尚は、これじゃ足らないのと思い、もう一枚チップを差し出す。

 

相手は「そういう意味じゃない!」といって頑として取ろうとしない。

和尚は、「まだ足りないのか!」と相手に言うと、

相手は、「自分にくれなくていい、今度誰かに会った時に親切にしてやってくれ!」と言った。

貧しい国の人ほど、そういう気持ちの人が多いんです。

そういう人達は、本当に貧しいんでしょうか。

 

その国では、確かにろくにご飯を食べられない日があったり、雨が漏るような家に住んでいたり、子供が病気になっても医者に診せられなかったりして多くの子供達が死んでいる。でも人には優しいんですよね。

 

「俺があんたに親切にしたように、誰かに親切にしてやってくれ!」と言われた時に、

戦争で焼け野原となり何もなくなったが、お金、お金といい世界第2位の経済大国となった日本。そして、リーマンショック。昭和から平成へと大きな変化の時代であった。

 

なにが正しいんだろうか。でも何かが違っている気がする。

私の子供の頃、母親は隣のおばさんの所へ行って、「お味噌貸して!」というのが当たり前の時代であった。

あの時代がいいとは言わないが、あの頃の思いやりの心、優しさは何処へいってしまったのか。

 

人間ってなんですか? 人間らしさってなんですか?

もう一度、立ち止まってゆっくり考えてみたいものです。

一生懸命の懸命さを間違えると、人はどうでもよくなってしまう。

あいつを蹴落として私が先に行こうという気にならないように。

 

人の事を考えていたら偉くなれないのではない。

本当に偉くなる人は、人が偉くしてくれるんですよ。

偉くなるということは、お金持ちになることではない。社会的地位が高くなることでもない。ましてや、有名になることでもない。しかし、そういう偉い人が日本には大勢いたことを忘れないようにしたい。

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私達は、何かを置き去りにしている。

黒田和尚が言う「思いやりの心」とは、相手の立場に立つ気遣いであり、和の心であろう。

日本人が昔から大切にしてきた心ではなかろうか。

 

人は一人で生きていけない。人への心配り、思いやり、助け合いの心、そんな気持ちを日常生活の中にちょっとした配慮や気遣いがどれほど人の心を和ませることだろうか。

 

私達一人ひとりがそんな思いを心がけて実践をしていけば、きっと幸せな温かい人間関係が生まれてくる。

そんなことを考えていると如何に自分勝手な人間であるかに気がつくのです。

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