2015年1月18日(日) 123/365
<支え、支えられている>
皆さんおはようございます。
黒田和尚の講演のつづきです。
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私は年のなので、ちょっとした坂では杖がいります。
私は杖がないと歩けない。杖は自分だけでは立っていられない。杖は離せば倒れてしまう。
だからといって、私は杖がないと歩けない。どっちが支えているのでしょうか。
社長を支えているのは皆さん。でも皆さんを支えているのは社長なんです。
お互いに支え合っているんですよ。
お互いに支え合ってこそ「人」なんですよ。
皆さんで支え合ってこそ会社が成り立ち、社会が成り立つんですよ。
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社長が偉くて社員が偉くないというわけじゃない。単に責任の重さが違うだけ。
同じ人間だ。人間に偉いも偉くないもない。
入出運送は、ドライバー、倉庫作業者、事務員。どれも重要な仕事である。
どの仕事が欠けても会社は存在できなくなる。
仕事は一人で完結できるものでもありません。前工程も後工程もあり、一人では仕事はできないということです。
電話を受ける場合でも、上手に対応してくれる事務員さんがいるからこそである。
「あの人の仕事だからやるのは当たり前だ。」ではない。
「あの人がやってくれるから、私の仕事がスムーズできる。」という感謝の気持ちを持てば、自然と「ありがとう」という言葉がでてくる。
一人ひとりは、多くの人の支えがあるという意識をもって欲しい。
会社は一人ひとりが大事な役割を担い、支え支えられているという人間として本来の姿がある。自分勝手に生きているわけじゃありません。
誰かを支えるということは、誰かに支えられているということです。
それが人なのです。