2015年1月17日(土) 122/365
<うさぎとカメ>
皆さんおはようございます。
黒田和尚の講演のつづきです。
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うさぎとカメのおとぎ話。
カメさんは一生懸命歩いて、うさぎはピョンピョン跳ねて先を行く。カメはいつものように遅い。
うさぎはのんびり昼寝をしていた所、いつの間にか、カメに抜かれてしまった。
足の速いうさぎと足の遅いカメが競走をし、最終的にはカメが勝利する話。
足が遅い亀は、怠けず、休まず一生懸命に歩き続けた。
うさぎはバカでカメは偉い。
「本当にそうですか?」
「カメは偉いんですか? カメとうさぎは友達じゃないんですか?」
「そんな友情も持てないんですか?」
うさぎとカメは競争すべきじゃないんですよ。
うさぎにはうさぎの生き方があり、カメにはカメの生き方があっていいはずなんですよ。
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私は勝ちたいと思っていた。勝つということは誇らしい。
勝つということは幸せになることだと考えていた。しかし、勝つということは負ける者がいる。
私達のやっていることはゼロサムゲームではなかろうか。
優勝劣敗とは、強いものが生き残り、弱いものが滅びる。これは獣の世界だ。
今の社会そのものではなかろうか。幸せとは誰かを犠牲にして成り立つものではない。
いや、そうであってはならない。
優勝劣敗ではない。切磋琢磨ではなかろうか。
ライバルを蹴落として生き残った所で幸せになれるだろうか。
ライバルにも社員がいて、その家族がいる。
仲間同士がお互いに励まし合い競争し合って、共に向上することであると考えたい。
会社の反対は社会だ。
カメは言っている。「私は間違っていた!」
うさぎも言っている。「一緒に行こうと!」