2015年1月16日(金) 121/365
<今だけ、自分だけ、お金だけ>
皆さんおはようございます。
長年、ご指導して頂いている黒田和尚がいる。
黒田和尚は奈良県の世界遺産でもある金峯山寺(きんぶせんじ)で長年修行をされた方。
現実を生きている我々に現実的なアドバイスをしてくださる。私の師匠でもある。
黒田和尚の入出運送での新春講演の一節である。
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私も車を運転する。高速道路を70キロで走っていた。それでも遅い車があって、怖いながら死にもの狂いでハンドルを握って100キロで追い抜いた。
これって本当にいいんですか?
これって本当にいいんですか?
100キロしか出ない車で、常に100キロで走っていていいんですか?
日本は戦争に負けてから必死に走り続けてきた。その結果、毎年3万人の人が命を絶っている。
それはなぜですか?
100キロしかでない車で100キロで走り続けたからじゃないですか?
だから皆さん、ほんの少し人に負けてください。人に先に行かせてください。
そうすれば必ず目的地に安全に確実に着くことになるのですよ。
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私達はわき目も振れず走っている。
人を押しのけ、「今だけ、自分だけ、金だけ」の生き方をしてきた。
それに気づいていない。まるで金縛りのように見える。
結果、人間関係がズタズタに引き裂かれ心を閉ざし、年上を尊重できず、自己主張ばかりを言い、自分勝手な振る舞いとなり、ごもっともな自己を正当化している。
その脇には苦しんでいる人がいる。
なんとも虚しい社会となっている。
私達の本質は、お互いに仲良くが大好きな国民である。
その心にスイッチを入れることが経営者の最大の役割なのではないか。
心の奥底に眠り続けている優しさ、思いやりの心を目覚めさせることが出来ればいい会社になる。三角形の組織ではなく、円を描くチームが理想だ。
私の尊敬する大阪の経営者は、経営はチームワークであるという。
チームワークが最大の戦略であり、最も成果を生み出す源であるという。
私の未熟さが露呈することとなった。
やらなければならない事がたくさんでてきた。