2014年12月16日(火) 90/365
<我逢人(がほうじん)>
皆さん、おはようございます。
【石飛博光著 ほっとする禅語 二玄社より】
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人と逢うことからすべてが始まる 。
「我れ、人と逢うなり」 出逢いの尊さを三文字で表した禅語です。
心と心との出逢い、物と物との出逢い、人と物との出逢い。出逢いこそ命です。
道元禅師は、中国で念願の師と出逢った時を「まのあたり先師をみる、これ人にあふなり」という言葉にしました。
だから、その人との出逢いこそが全ての始まりだと思った感動の言葉です。
自分だけで考えて自分だけで行動していたのでは見つからないことがある。
構えた格好でも些細な偶然でも人との出逢いは何かを生みます。
人は自分と違う領域を持って生きている。だから出逢いはあなたを広く深く成長させてくれます。
どんなにITが進化しても、どんなに便利な世の中になったとしても、やっぱり人と逢わないことには何も始まりません。
苦手な人と向き合うことで、いつしか人間としての器が大きくなるのです。
多様な人と触れ合うことで、新しい何かが生まれるのです。
属性をすべて取り払えば、皆同じ人間なのですから。
人と違うことを大切に、人に逢える場を大切に、人と違う姿を大切に
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実に腑に落ちる内容である。
社長にさせて頂き四年になるが、出逢いの中から多くの方々にご享受いただいた。
その出逢いがなかったとしたら、どうなっていただろうか。
運がいいとしか言いようがない。
私は大した能力もなければ、実力もない。社長業を全うしているとはおこがましくて言えないけれど、正しい考え、正しい実践を僅かではあるが実践をしてきた。結果、私を支持してくれる社員も少しずつ増えてきたように思う。
柳生家の家訓
小才は、縁に会って縁に気づかず。
中才は、縁に気づいて縁を生かさず。
大才は、袖振り合う縁をも生かす。
やはり、どんな時代でも人から学び、人で磨かれ、人に支えられている。
ご縁は神様からのメッセージと考え、ご縁を大切にしていきたいと思います。