2014年11月16日(日) 60/365
<人間的魅力>
皆さん、おはようございます。
「風林火山」で有名な武田信玄の勝利の礎は、「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」、有名な言葉ですよね。
戦乱の世、他国は堅固な城を築いている中にあって、武田信玄は城を持たなかった。勝敗を決する決め手は、堅固な城ではなく、人の力であると言っています。
個人の力や特徴を掴み、彼らの才能を十分に発揮できるような集団を作ることが大事である。また、人には情理を尽くすこと、誠実な態度こそが相手の心に届き、人を惹きつけることに繋がり、逆に相手を恨めば必ず反発にあうことになるという教えです。
現代風に言えば、個人の長所を掴み、個人の才能を十分に発揮できるような環境・組織を作ることが、大事であり、個人の弱みを責めて、弱みを使っているようでは組織の成長は極めて軟弱となるという解釈しています。いわば、プロ野球のピッチャーに、4番を打てと言うようなものだろうか。
松下電器産業創業者の松下幸之助氏は、次のような言葉を残しています。
「経営者にとって大事なことは、何と言っても人柄やな。結局これに尽きるといっても、かまわんほどや。まず、温かい心というか、思いやりの心を持っておるかどうかということやね」と言っています。竹田信玄のいう、「情けは味方、仇は敵なり」。両者とも「相手がこの人のために尽くしたい」という思いになるほど、その人物に惚れ込んでしまう。やはり、リーダーは、人間としての魅力であろう。
人間の魅力ってなんであろうか。キーワードは優しい、謙虚、楽しいなど色々とあるだろうが、私は、「具体的な夢を実現するために、日々努力し続けている人」に魅力を感じます。そんな大きな人に0.01ミリでも近づけるように精進していきたいと思います。皆さん、具体的で写真で撮れるような夢をもってますかぁ。