2014年11月14日(金) 58/365
<二つのかんじょう>
皆さんおはようございます。
昨日、ヨシケイ浜松の渡邉会長から経営の大切な言葉を教えて頂きました。
経営は、「感情と勘定を大切にせよ!」
「感情」とは心。「勘定」は、お金。
感情と勘定は、5対5が原則であるが、今は、勘定が7という。我々もお客様も、そして働く人も勘定優先になり、金の切れ目が縁の切れ目の世の中になっている。
何とも悲しい限りであるという。
近江商人の心得は三方良し。「売り手良し」「買い手良し 」「世間良し」の三つの「良し」である。一つでも欠けると長続きしない。いつか破綻する。
取引とは、単なるお金だけの繋がりではない。人と人との繋がりの延長に取引がある。いうなれば信頼関係という心の繋がりなのである。この人から買いたい。この人にお任せしたい。これが「感情」であると渡邉会長は言う。
「勘定」は、金払いをよくせよ。お金は気持ちよく払ってこそ、入ってくるものだ。手形なんてとんでもない。そんな取引はいつかなくなる。現金商売が基本である。
この二つのかんじょう。なんとも意味深い言葉である。百戦錬磨を生き抜いてきた渡邉会長の言葉だからこそ重みがある。
取引をする時の第一優先が「この仕事は儲かるだろうか」という意識になってしまう。これが間違っているのではなかろうか。「この仕事はお役に立てるだろうか」が第一優先であり、その次に採算を考えていくこと。それが商売の原点である。
そんな事を渡邉会長の言葉から気づきを頂きました。渡辺会長、ありがとうございました。