2014年11月8日(土) 52/365
<京都で学ぶ、その6 貧困と道徳>
皆様、おはようございます。
戦争の背景にあるは、表面的には宗教、主義、思想であるが、根本の原因は貧困であるという。松下幸之助氏は、貧困を無くし繁栄を実現していかなければ、本当の意味の平和と幸せは、絶対に実現できないという。そして、飢えの世の中に道徳は存在しない。
「衣食足りて礼節を知る」とあるが、高度成長期は、「衣食足りすぎて礼節ますます乱れる」と危機感を感じていた。貧困から脱却し、物が満ち溢れて豊かになることはいいことであるが、逆に乱れがでてくる。これは、ますます難しい。
世界を見渡せば、戦争が絶えない中東、貧困で苦しみ餓死者が溢れるアフリカ。物が溢れ自殺者が絶えない日本。8兆円の資産をもつビルゲイツ。小笠原諸島でサンゴ礁を密漁する中国漁船。いったい私達はどうすればよいか、何をすればよいのだろうか。まず出来ることは、家庭円満だろう。その次に経営者としてやれることは、会社での道徳教育ではなかろうか。とは言っても私に道徳教育ができるはずもないし、その器でもない。
倫理法人会のモーニングセミナーに多くの方に参加してもらうこと。そして、ご縁があって知り合った本の「致知」を使った社内木鶏会で道徳心を呼び起こそうと考えた。
致知には、人を幸せにする秘められた力を感じる。今は幹部だけで実施している社内木鶏会。多くの社員が参加してもらいたい。
社内木鶏会の良さを知った幹部がきっと広げてくれるだろう。
小さい事ですが、それが私にできる事です。