2019年1月20日(日) 1014回目
<正しい実践をしよう>
代表的日本人(岩波文庫) 西郷隆盛より抜粋 その1
内村鑑三氏著
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「天の道をおこなう者は、天下こぞってそしっても屈しない。その名を天下こぞって褒めても奢(おご)らない」
「天を相手にせよ。人を相手にするな。すべてを天のためになせ。人をとがめず、ただ自分の誠の不足をかえりみよ」
「法は宇宙のものであり自然である。ゆえに天を畏れ、これに仕えることをもって目的とする者が法を実行することができる。・・・・・天はあらゆる人を同一に愛する。ゆえに我々も自分を愛するように人を愛さなければならない(我を愛する心をもって人を愛すべし)」
西郷はここに引いた言葉や、それに近い言葉をたくさん語っています。私は、西郷がこのすべてを、「天」から直接に聞いたものであると信じます。
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自分の行動が自分のためだけであるのか、また人様のためであるか、よくよく考えて行動しなければならない。もし、その道から外れるような不自然な行動をするようなことがあれば、ただちに自然に戻ろうとする力が動くだけだと思うのです。
常にお天道様に恥じない行動をしていくことが、正しい実践であると考えています。