2017年3月16日(木) 911/1000
<心の種>
皆さん、おはようございます。
「生き方のセオリー」(致知出版社)より引用 その3
著者:藤尾秀昭氏
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常岡流の運命発展法の三つの法について話したいと思います。
一つは、「仕事に全力をしぼる」ということです。
しぼり切ったものが自分に返ってくる、と先生はいっています。
これは別のところでは、
「己から出たものは己にかえります」(常岡一郎一日一言 3月23日より)
とも表現しています。
だから、仕事に全力をしぼる。その姿勢が自分に返ってくる。それが運命になって返ってくるというのです。
「財産も富も、
その人の集めたものが残るのではありません。
その人が財や富や地位をつかむまでに絞った心の姿と努力の結果が残るのです。
かりに非常に悪い心と、人の怨みを買うようなやり方をして、富や地位をつかむとします。
そのときは、その悪い心の種と、悪い天の理とが残るのです。
その人の将来や子孫には、その集めたものは残らない日がきます。
悪い種の姿として思わぬ不幸が続きます」
と氏はいいます。これは本当にその通りだなあと思います。
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稲盛和夫さんは、仮に悪いことをして財や地位を得たとしても、それは一時的なもので、20年から30年の間に、必ず清算されるといっていました。ホリエモンがよい例です。
この世だけが全てで死んだら終わりというのであれば、最悪の場合、「自分だけ儲かれば、なにをやってもいいんだ!」という考えになり、暗黒に支配され落ちていくことになっていく。その人の悪行は、その人が生きているうちに清算されないとするならば、その恐ろしい想念が子々孫々と受け継がれ、病気、犯罪など不幸が続いていくといいます。それに気づいた場合、誰かが断ち切らなければなりません。
そうではなく、親が子供の幸せを願うように、まだ見ぬ孫や子孫の繁栄を願い、善行を続けていけば、子々孫々と繁栄しいくというのです。
だから今自分がやっていることは、よい事も悪い事も消えることはないといいます。悪い心の種を作ってはいけません、天の恥じるようなことをしてはいけません、自分を振り返り反省をしなければなりません、と学びました。
よい事も、悪いことも必ず返ってくる。ご先祖様に感謝、両親への感謝、子孫の繁栄を願い、自分の行動を正していく努力が大切であると思いました。